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VHDネイティブブートによるテスト環境の構築

とりあえずメモ書き。

1.仮想ディスクの作成。
1.VHD作成
diskpart起動後
create vdisk file=<“file name.vhd”> maximun=<N(MB)> [type={fixed|expandable}]
60GBの容量可変VHDを作る場合には。
create vdisk file=hogehoge.vhd maximun=61440 type=expandable

もしくはdiskmgmt.mscを起動して操作VHDの作成から作る。

2.差分VHDの作成
create vdisk fike=<”file name.vhd”> parent=<”parent vdisk file.vhd”>
parentパラメータで指定する親VHDは相対パスが使えない。絶対パスで指定する必要がある。このため親VHDの位置は移動できないので注意。
また、親VHDには必ず読み取り属性をつけておくこと。


2.OSインストールの準備
1.imagexの準備
WAIKに含まれるimagexが必要になるが、googleで検索すると落ちてるのでWindows7用のを拾ってくる。

2.仮想ディスクのマウント
diskmgmt.mscを起動もしくはdiskpartを起動して仮想ディスクをマウントする。

3.仮想ディスクにOSイメージを展開する。
仮想ディスクをマウントしたドライブをF:
OSのインストールディスクの入ったドライブがL:
とすると。
imagex /apply L:\sources\install.wim <N> F:
でOSのインストールイメージが仮想ディスクに展開される。
<N>は展開するOSによって異なる。
Windows 7×64 Ultimate = 4
Windows 7×86 Ultimate = 5

Windows 8×64 Enterprise =1
Windows 8×86 Enterprise =1
数字はimagex /info L:\sources\install.wimでIndexの数字を調べるか、通常のインストール時に並んでる順番になるようなので起動して調べる。

3.VHDのブートマネージャーへの登録。
1.ブートマネージャーへの登録
面倒くさいのでカレントのコピーを作成する。
bcdedit /copy {current} /d “VHD Boot1”
すると
“エントリ {8369a389-19cb-11e2-95b1-e28627bcdf8d}は正常に作成されました。”と固有の値が表示されるので、このIDをコピーしておく。

次に、VHDの登録をする。
bcdedit /set {GUID} device VHD=[C:]\foo\bar.vhd
bcdedit /set {GUID} osdevice VHD=[C:]\foo\bar.vhd

2つのコマンドが正常に終了したらbcdedit [Enter]でエントリが追加されてるか確認する。

4.運用方法について。
sysrepしてからイメージを他のPCに持っていく方法もあるが、検証目的と言うことであれば、インストール直後の環境が必要になる場合がほとんどなので、下記のようにVHDを管理する。
親:OSのインストールイメージを展開したVHD
子:セットアップ完了直後のVHD
孫:それ以降。
2-3.で作成したOSインストールイメージが入ったVHDを仮にWin000.VHDとする、
create vdisk fike=Win010.vhd parent=Win000.VHD
で、親Win000.VHDの差分としてWin010.VHDを作成する。
Win010.VHDを3-1,2.の方法でブートマネージャに登録し、通常通りセットアップを行い、インストール直後の状態までセットアップを行う。
この状態で、孫VHDを作成する、
create vdisk fike=Win011.vhd parent=Win010.VHD
で、Win010.VHDの差分VHDを作成する。
Win010.VHDをブートマネージャに登録したとき同じように、Win011.VHDもブートマネージャに登録する。
bcdeditで登録したいセクションのGUIDを確認し。
bcdedit /set {GUID} device VHD=[C:]\foo\bar.vhd
bcdedit /set {GUID} osdevice VHD=[C:]\foo\bar.vhd
で上書き登録ができる。
descriptionを変更したい場合には
bcdedit /set {GUID} description “disply name”
で変更できる。

Win011.VHDにWindowsUpdateやドライバ類のインストールが終わった状態でバックアップを取っておけば、以降はWin011.VHDのみ差し替えれば初期環境に戻る。
また他の試験を行いたい場合にはWin012とでもしてブートマネージャに登録を行えば他への影響が避けられる。

5.問題点
1.休止状態が使えない。
2.VHDを置いておくドライブに起動ディスク以外を指定するとなぜか起動しない。
3.VHDの世代管理とファイル名管理が面倒くさい。
4.bcdedtを使ってブートマネージャに登録するのが結構手間。

ERG mouseの定義ファイルの作り方 2

前回、ERG mouseの定義ファイル作成のうちボタンへのキーの割り付けと配置までやりました。
あのままでも使用する上では問題はないのですが、あまりにも簡素なのが気になるところです。ERG mouseには背景画像を貼り付けることができるのでこの機能を利用して、もう少しリモコンらしいデザインにしていきます。

1.背景画像のベースを作成する。
前回はここまで作りました。
レイアウト編集中
まずこのレイアウトを選択して、使用可能な状態にします。
iOSデバイスであれば□(ホームボタン)+電源SWで表示画面をキャプチャし、何らかの方法でPCにその画像を転送しますが、この時
キャプチャサンプル1
この部分をタップすると

メニューが表示されます。
メニュー1
配色を選択して。

メニュー2
さらに透過を選択します。

すると、
キャプチャサンプル2
画面がこの状態になるので、この状態でキャプチャします。

2.背景画像の作成。
先ほどキャプチャした画像を画像編集ソフトに読み込ませます。レイヤー機能が使えるソフトであれば、PhotoshopでもGIMPでも構いません、今回はPaint.NETを使用して作成していきます。

Paint.NETに先ほど作成したキャプチャ画像を読み込ませます。
Paint.Net01

次にWeb等から探してきたリモコンに使えそうな素材を貼り込んで行きます。
Paint.Net02
ボタンを一つ貼る度にレイヤーを増やしていくと調整しやすくなります。

ひたすらボタンを貼り込んで行き最後に背景を黒で塗りつぶします。
Paint.Net03
アクセントに左右のマウスボタンの所には赤いラインを入れてみました。

完成したので、画像として保存します。
Paint.Net04
ファイル-名前を付けて保存を選び。

ファイルの保存場所とファイル名を決めたら、Paint.Net05
JpegもしくはPNG形式で保存します。

今回はPNG形式でファイル名を「WMCBase.pngとして」保存します。
すると下記のように訪ねられるので
Paint.Net06
「平面化」を選んで保存は完了です。

念のため、作成した背景用ファイルは通常の保存でも保存しておくと良いでしょう。

3.ERG mouseへの背景画像の設定
先ほど保存した「WMCBase.png」をERG mouseの定義ファイルに設定します。
背景設定1
この画面から編集-背景-ファイル選択を選んで、「WMCBase.png」を指定します。

レイアウト編集中02
背景を読み込むとこのような状態になるので。

次はボタンのラベルを消していきます。
レイアウト編集中03

ひたすら削除を繰り返し
レイアウト編集中04
全部消えました。

ボタンのラベルを全部消し終わったら、ファイルから保存を選んで定義ファイルを保存して完了です。

レイアウトを指定して接続すると、iPhone側の画面には
WMC用リモコン
このように表示されているはずです。
もし
NG
こんな状態で表示されるようであれば、右上のメニューボタンから配色を透過にしてください。

Windows7をインストールしたHDDをZOTAC GF6100-E-E に載せ替える。

ZOTAC G43ITX-A-Eにで動いていたWindows7 x64のHDDをZOTAC GF6100-E-Eに載せ替えようとしたところ、予想通り起動しませんでした。
G43ITX-A-Eは型番が示す通り、Intel G43チップセットですからCPUはIntelです(Core2Duoが乗ってました)、この構成で動作していたWindows7 x64のHDDをAMDのAthlon II X2 260u+NVIDEAのIONチップセットのGF6100-E-Eに載せ替えたのですから、動かないのは想定の範囲内です。

症状としては、電源ON→Windowsの起動中にリブートWindowエラー回復処理

→コンピュータの修復
スタートアップ修復
→修復できずに終了する。
のおなじみのパターンです。

googleで”Windows7”,”起動しない”あたりをキーワードに検索すると、比較的よく出てくるのがSATAのモードをIDEからAHCIに変換した時に発生するトラブルですが、起動途中にこけるのは大体同じような原因でしょうから、このあたりから探ることにして修復を試みます。

電源ONで起動します、起動時にF8キーを連打していると、うまくいくと
詳細ブートオプション
詳細ブート オプションの画面になりますので、一番上の「コンピューターの修復」を選択します。

しばらく待っていると…
システム回復オプション
この画面では「OK」を押します。

次に管理者ユーザーでのログインを求められますので
システム回復オプション2
管理者のユーザー名を選択し、パスワードを入力してから「OK」ボタンを押します。

回復ツール選択画面が表示されたら
回復ツール選択
一番下の「コマンド プロンプト」を選んでクリックします。

すると
cmdimage
と、コマンド プロンプトが開きました。
この状態ではエクスプローラー等は使えないので、手動でWindows7がインストールされているドライブを探し当てることになりますが、C:はシステムで予約済みですので、D:から割り当てられるようです。
例えば1つのHDDに特にパーティション等を作成せずにインストールした場合にはD:がWindowsがインストールされたパーティションになります。
今回はD:がWindowsがインストールされているドライブでしたので、コマンド プロンプトから

reg読み込み
と入力し、レジストリエディタを起動します。

レジストリエディがが起動したら、
\HKEY_LOCAL_MACHINE\tmpreg
をまず展開します。
HKLM-tmpreg
IntelチップセットのSATAをIDEからACHIに書き換える場合を検索すると、\services\iaStorV 内のStartの値(DWORD)を3→0に書き換えれば良いとあります。また、同じく\services\msahciについてもStartの値を書き換えると直るようなのですが、
今回Intelのチップセットではないので、最初に
・HKLM\tmpreg\ControlSet001\services\msahci
・HKLM\tmpreg\ControlSet002\services\msahci
の2カ所のStart値を3→0に書き換えます。
msahci

次に今回使っているNVIDEAのIONチップセットでiaStorVと同じようなものが無いか探してみると…
nvraidnvstore
・HKLM\tmpreg\ControlSet001\services\nvraid
・HKLM\tmpreg\ControlSet001\services\nvstor
・HKLM\tmpreg\ControlSet002\services\nvraid
・HKLM\tmpreg\ControlSet002\services\nvstor
が見つかりました。
念のためこの4カ所についてもStartの値を3→0に書き換えておきます。

書き換えが終わったらレジストリエディタを終了します。
先ほど開いたコマンド プロンプトから

regunload
と入力し、先ほど書き換えたレジストリを保存します。

ここまでの作業が完了したらコマンド プロンプトをxボタンで閉じて
reboot
再起動ボタンを押して再起動します。

再起動後、書き換え前のように起動途中で再起動を繰りかえさず起動することができました。
最後に必要なドライバ類を読み込ませて完了です。

おまけ
Windows7起動後 コマンドプロンプトを管理者として実行し

とすると、デバイスマネージャーが起動されます。
デバイスマネージャーのメニューから表示-非表示デバイスの表示、とすると通常表示されないデバイスを表示することができるので、G43で使っていたデバイスを片っ端から削除します。

ERG Mouse

ERG mouseの定義ファイルの作り方

ERG mouseはボタンレイアウトや機能の割り当てが自由にできる反面、何をどうすればいいのかよくわからない状態に陥る事が多い(らしい)ので、Windows Media Center(以下WMC)用の定義ファイルを作りながら作成手順を説明します。

1.割り当てるキーの一覧を調べる
ERG mouseで割り当てることができるのは、マウスの移動と右左クリック、任意のキー(AやShift等)とキーの組み合わせ(Ctrl+CやCtrl+Alt+Del等)を設定することができます。このためまずWMCで使えるキーとショートカットキーを調べます。google等で”Windows Media Center”,”ショートカット”のキーワードで検索すると、MicrosoftのWindows Media Center のショートカット キーと言うそのままのページが出てきます。基本的なキーはこのページを参考にすることにします。

2.レイアウトを決める
次にレイアウトを決めます。レイアウトは好きに決められるのがERG mouseの良いところですが、WMC用となるとDVDやBDプレイヤーのリモコンという配列がよさそうな気がします。このため、手近にあったPIONEERのDVDプレイヤーのリモコンを参考にして配列を考えます。
パイオニアリモコン
赤丸で囲んだ部分の配列が使えそうです。

3.割り当てる機能の決定
1.で調べたショートカットキーを全部割り当てると1つのキーの大きさが小さくなって押しにくくなるので、必要なものだけ抜き出します。必要になりそうなのを拾っていくと。
無いと困るキー
DVD を再生する:Ctrl + Shift + P
DVD を早送りする:Ctrl + Shift + F
DVD を巻き戻す:Ctrl + Shift + B
DVD を一時停止または再開する:Ctrl + P
DVD を停止する:Ctrl + Shift + S
次のチャプターに移動する:Ctrl + F
前のチャプターに移動する:Ctrl + B

あった方が便利そうなキー
カーソルキー(↑↓←→)
[DVD] メニューに移動する:Ctrl + Shift + M
決定:Enter
音量を上げる:F10
音量を下げる:F9
音量のミュートをオンまたはオフにする:F8
DVD のオーディオ選択を変更する:Ctrl + Shift + A
画面の縦横比を変更する (ズーム):Ctrl + Shift + Z
全画面表示:Alt + Enter
字幕を表示する:Ctrl + Shift + C
戻る:Backspace
Homeに戻る:Alt + Win + Enter

となり、キーは22個、それとパッドエリアと左右クリック用ボタンが必要なのがわかりました。
先ほどのリモコンの赤丸で囲んだ部分のキーと比較しても22個であれば十分割り付けられそうです。

4.レイアウトの作成
大体頭の中でボタン配置のイメージが決まったら、実際にレイアウトを作成していきます。まず、ERGmouseを実行して、レイアウトから作成を選びます。
レイアウト選択画面 作成

次に機種等を選択する画面が出るので、iPhoneを選択します。
サイズ変更 機種選択

通常iPhoneはパネルサイズが 4×5と横にボタンが4つ、縦にボタンが5つ配列可能ですが、今回リモコン風に細かくレイアウトしたいので、パネルサイズを縦横共に×8倍して32×40にします。
サイズ変更 x8
「OK」をクリックすると。レイアウト編集画面が開きます。

レイアウト編集画面
さすがに32×40のグリッドは1マスが細かくなりますが、細かいおかげでボタンの大きさと配置の自由度が増します。があまり細かくしすぎるとレスポンスが悪くなるので注意が必要です。
ここに「自分が使いやすいボタン配置」を設定していきます。

まず、今回参考にしたリモコンはボタンが横に5個並ぶレイアウトです、このため32/5=6.4となるので、標準的な1つのボタンサイズは6×6とします。
レイアウト編集画面 6x6

基準のボタンサイズが決まったら、ボタンをどんどん作成して配置していきますレイアウト編集画面 ボタン配置中

パッドエリアを画面上部に設置し、左右のクリックをパッドの左右に振り分けます。
レイアウト編集画面 ボタン配置完了
各ボタンにキーを割り付けて

写真 2012-11-26 18 02 24
iPhoneに転送した状態だとこのような感じになります。

この状態ですと、どのボタンがなんの機能なのかわからないので。
レイアウト編集画面 ボタンラベル編集
自動ラベル付与のチェックを外して、ラベルをわかりやすく書き換えます。

レイアウト編集画面 ボタンラベル後
各ボタンのラベルを書き換えた後保存して、iPhoneで確認すると。

写真 2012-11-26 18 21 03
さっきよりはマシになりました。
が、なんか素っ気なさすぎなのが気になります、文字だけってのもなんか味け
ないので、次回でもう少しマシなリモコンにしてみたいと思います。
ちなみに完成品は
写真 2012-11-26 18 19 18
こんな感じになります。

DVI-I–HDMI変換コネクタをDVI-Dで使えるようにする。

FHDモニタで比較的安く高さが変えられるので普段はDELLのU2212HMを使用して作業しています。ただこのディスプレイ入力端子が
・DVI-Dコネクタ x 1
・DisplayPort(DP) x 1
・ビデオグラフィックアレイ(VGA) x 1
と、HDMIに対応していません。
仕方なくDVI-D-HDMI変換コネクタを使っていましたが、変換コネクタを使う分コネクタの全長が伸びるためディスプレイを一番下まで下ろすとケーブルが机にぶつかるためコネクタに無理がかかっていました。

仕方が無くDVI-D-HDMIケーブルを買いに休日秋葉原に出かけたところ、TSUKUMO eXの店頭で叩き売られてたのが
1
これ。
コネクタ部分がスイング&90°回転するコネクタです。
問題はこのコネクタDVI-I用なのでDVI-Dには使えないという所ですがDVIコネクタのピンアサインを確認してみると、DVDI-IとDVD-DはC1~C4までのピンの有無とC5(Analog Ground)の太さが違うだけと言うのがわかります。
なので、
32
ラジオペンチでC1~C5までのピンを引っこ抜きます。これでDVD-Dのコネクタに挿すことができるようになりました、U2212HMで使っていますが今のところ問題なく使えています。
※C5(Analog Ground)で機器の接続を判断をしている機材もあります、その場合にはC1~C5のピンを抜いてしまうと使えません、その場合には諦めてDVI-D-HDMI変換コネクタを購入しましょう。

ON-LAP 1301から邪魔な物を取る

GeChic社のON-LAP 1301を以前購入しましたがノートパソコンの裏側に吸盤を使って貼り付けるのは、ムリがありすぎる上に普通に使おうと思うと構造上難しいので、分解してフレームを外した上に切り刻んでみました。

写真 12-10-30 14 06 05
可動枠が無くなってすっきりしてしまったON-LAP 1301さん

写真 12-10-30 14 06 23
コネクタはこの位置に移動。

この状態での実測重量が637g、公称値が865gなので、あまり軽くなってませんが、若干小さくなったのとVGAケーブルが下から出る仕様で使いにくかったので、切り刻んで見ました。この改造でタブレット用スタンドを使って立てることができるようになりました。

Windows 8をAdministratorで使う

過去の経緯からアカウントをAdministratorで使用している人は多い(推定)と思いますが、Windows 8でAdministratorアカウントを有効にし、Administratorでログインしても、ModernUIのアプリケーションがことごとく使えません。

とは言え、色々な理由により自宅の実験環境がすべてAdministratorでパスワード無しという運用方法をとっているため、試験運用で導入するWindows 8のためだけに他すべてをWindows 8にあわせて直すのはあまり現実的では無いため、回避方法を探ってみました。

Windows 8のビルトインアカウントのAdministratorでも使えるようになる設定が見つからなかったので、かなり力業でやっています。

※注意:IDがAdministratorでパスワード無しの運用は絶対安全な環境で検証などの運用をするときだけにしましょう。

1.Windows 8をインストールする
(今回使用するWindows 8はEnterprise 90日評価版です、このためもしかするとProとは若干動作が異なるかもしれません)
インストールディスクを入れてPCにWindows 8をインストールします。

1.パーソナル設定の、色とPC名は適当に設定
2.ワイヤレス設定はあれば設定
3.簡単設定を使用するでも自分で設定するでもどちらでも好みで
ここで「PCへのサインイン」の設定になりますが、ここでは”Microsoftアカウントを使わずにサインインする(W)”を選択します。
次の画面でサインイン方法として[Microsoftアカウント]と[ローカル アカウント]が選択できますが、[ローカル アカウント]を選びます。
4.ユーザーを作成します、ユーザー名とパスワードは適当で、今回はユーザー名をAdministrator2 パスワードは無しで作成します。

2.Administrator アカウントの変更
Windows 8のインストールが完了したら、ビルトインアカウントのAdministratorを別の名前に変更します、同じアカウント名は登録できないので、元々のAdministratorを適当な名前に変更してしまいます。

1.「デスクトップ」を起動します。
1

2.カーソルキーを左下隅にあわせて右クリックでメニューが表示されるので、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
2

3.コマンドプロンプトから secpol [Enter]と入力し、ローカルセキュリティポリシーが開いたら、ローカルポリシー→セキュリティオプション→アカウント:Administrator アカウント名の変更を選択しダブルクリックします。3

4.開いたウインドウのAdministratorを適当に変更します(ここではrootとします
)
4

5.ついでなので、パスワード無し運用のために、「アカウント:ローカル アカウントのからのパスワードの使用をコンソールのみに制限する」を無効にしておきます。

3.Administrator アカウントの追加
ビルトインアカウントのAdministratorが別の名前(今回はroot)に変更されたので、ここでAdministratorと言うユーザーを新規に作成します。

1.Windowsキー+cもしくはカーソルキーを隅に移動しチャームを表示します、2.設定→PC設定の変更→ユーザーを選択します。
3.ユーザーの追加を選びユーザーを作成します。6

4.Microsoftアカウントを使わずにサインインするを選択します。7

5.ローカルアカウントを選択します。
8

5.ユーザーの追加画面で、ユーザー名を「Administrator」 パスワード等は適宜設定します。
9

6.完了を押してIDの作成を終えます。
10

4.作成したAdministrator アカウントの権限変更
作成直後の状態ではAdministratorアカウントには管理権限がついていないため、管理権限を追加します。

1.コントロールパネルからアカウントの種類の変更を選びます。11

2.作成したAdministratorを選択します。
12

3.アカウントの種類の変更を選択します。
13

4.「管理者」を選択し [アカウントの種類の変更]をクリックし終了。14

これで、Administratorと言う名前のアカウントができました。
一度サインアウトした後、新しく作ったAdministratorアカウントでログインし直してください。
その時、邪魔であれば作業用のアカウントは消しても問題ありません。

また、ビルトインアカウントのAdministratorではなく、通常の管理者権限のあるユーザーなので、ModernUIのアプリについても使用することができます。



 

FT-miniITA01をちょっとだけ使いやすくする。

FreeTで売っているmini-ITX用のまな板FT-miniITA01ですが、ステンレスの板と六角スペーサーの組み合わせという非常にシンプルな構造なので、壊れるところはないのが魅力です。
ただ、シンプルすぎて所々使いにくいところがあるので自分の使いやすいように弄っていきます。

使いにくいなと感じるポイントにはいくつかあり
1.マザーボードを固定するときの位置決めが面倒くさい
2.マザーボードは必ずねじ止めしないとならない
3.説明書通りに2.5inchHDDを固定するとSATAのコネクタが入れにくい(もしくは物理的に入らない)
4.足が支柱固定用の六角スペーサーそのまま。

何か良い解決方法がないかと、ホームセンターに部材を探しに行ったところ、使いにくいポイント1.2.4.を一気に解決できる部品を見つけました。部品の名前は「化粧ねじ黒 3×8)」、ねじ頭がプラスチックになっているので別途でゴム足をつけなくても良さそうです。
化粧ねじ 3x8

FT-miniITA01のマニュアルでは、六角スペーサーのねじ部分をベースのねじ穴に入れて裏から六角スペーサーで固定しますが、今回はマニュアルを無視して、化粧ねじをベースの裏側から入れて表側で四角板ナットで固定します、四角板ナットはねじ箱に入っていた物を流用しただけなのでM3の六角ナットでも固定できれば大丈夫です。
裏側から表側から

次に、化粧ねじにFT-miniITA01付属の六角スペーサーをねじ込みます。これで、マザーボードを支柱のねじ山にはめるだけでずれる心配はなくなりました。マザーボードを固定したい場合には、余ってる六角スペーサーを手でねじ込んでやれば固定できますが、
スペーサーを立てたところ

このようなローレットナット(M3貫通)を使えば固定は楽になります。ローレットナットマザーボード固定方法

3.のHDD固定方法はSATAコネクタなどを挿しやすくするためにHDDを浮かすだけであれば、適当な長さのM3の六角スペーサーでHDDとベースに隙間をつくってやれば解決します。
HDD毎に違うOSを入れて取り替えながら試験する、等の場合にはHDDを固定してしまうと運用上使いにくくなります。このためHDDをベースから浮かせた状態でずれないようにするために、ジャンク箱の中から発見したノート用のHDDトレーを再利用することにしました。
HDDトレー六角スペーサーM3メス-メス15mm

まず、ベースのHDD固定穴部分に六角スペーサー(M3メス-メス 15mm)を立てます、ベースに固定するためのねじは、M3x5が見つかったのでそれで固定
HDD用スペーサーを立てる

次にたぶんThinkPadの何かから外した2.5inch HDDトレーをスペーサーの上に乗せてねじ止めします
HDDトレーを取り付ける

ねじ頭が飛び出るのでクリアフォルダーを2.5inchHDDのサイズに切った物を絶縁用に両面テープで貼り付け
絶縁用シート

マザーボードを乗せるとこんな感じになります。
マザーボードを乗せる

以上で完成です、これでBIOSを飛ばしたときの復旧作業が少し楽になります。

使用部品
・FreeT FT-miniITA01 x1
・化粧ねじ黒 3x8mm(近所のホームセンター \100ぐらい) x4
・ローレットナット M3 (ヒロセテクニカル \@50)
・スペーサー メスーメス M3x15(ヒロセテクニカル \@85) x4
・四角板ナット M3 x8
・M3x5mm ねじ x4
・HDDトレー(ジャンク) x1

SDXCカードをFAT32でフォーマットする。

バッファローのDisk Formatterとpartdiskを使ってSDXCカードのexFATをFAT32でフォーマットし直しをしましたが、記事を書き終わった後で、1つ試し忘れていた方法を試したところ、こちらの方が簡単にフォーマットできました。

1.HP USB Disk Storage Format V2.1.8をインストール。

google等の検索エンジンでHP USB Disk Storage Format V2.1.8を検索します。
http://files.extremeoverclocking.com/file.php?f=197
もしくは↑のUrlからダウンロードできるので、ダウンロードしてからインストールします。

2.HP USB Disk Storage Format V2.1.8を実行。

DeviceはSDXCカードを選択

File systemはFAT32
Format optionは
Quick Formatにチェック
Create a DOS starup diskのチェックは外す。

の後に[Start]ボタンを押します。

 

確認ウインドウが開くのでフォーマットの対象が間違っていない事を確認し[はい(Y)]を押す。

 

無事にフォーマットが完了。
[OK]を押してHP USB Disk Storage Formatを終了します。

フォーマット後AirDriveとAirStashで確認しましたが両方ともに使えるようです。

64GB SDXCをAirStashやAirDiskで使う

※diakpartを使わなくてもできる方法があったのでこちらの記事でフォーマットすることをおすすめします。

最近64GBのSDXCカードもかなり価格が安くなってきて\3,000を切る価格で手に入るようなってきました、maxellから発売されているAirStashやPQIのAir DriveはSDHCカードまでの対応なので上限が32GBとなります。
SDXCで採用しているexFATに非対応というのが使用できない理由ですが、64GBのカードをFAT32でフォーマットすることができればAirStashやAir Driveでも64GBのカードが使えるという話を見かけたので実際に可能か確認してみます。

choicee SDXC 64GB Class10

秋葉原に行った時に購入してきたChoicee SDXC 64GB Class10です。購入価格は\2,699とずいぶん安くなりました。

 

 

PCに接続してmp3ファイルを転送します、プロパティを見るとフォーマット形式はexFATになっているのがわかります。

 

 

PQI AirDrive

mp3ファイルをコピーした64GB SDXCカードをPQIのAirDriveに挿入し、電源を入た後iPhoneのS+Flashから確認すると。

 

 

AirDriveの仕様通りexFATは認識しないので、ファイル一覧になにも出てきません。

 

 

AirDriveからSDXCカードを抜いてPCに戻します。Windows上では32GBを超える領域にFAT32でフォーマットをすることはできないので、SDカードと言えばSDFormatterなのですが、SDFormatterはSDXCカードには自動的にexFATが詮索されるため使えません、代わりにバッファローのDisk Formatterを使ってフォーマットしてみます。

DISK FORMATTER エラー

SDXCカードが入っているカードリーダを選択してフォーマットを開始すると、エラーがでてフォーマットできません。


 

SDXCカードのライトプロテクトが掛かっていますと言うエラーが出てしまいました、エラーの原因はわかりませんが、とりあえず他の手段を使うことも考えてSDXCカードの領域を開放します。

ハードディスクなどであれば、コンピュータの管理内のディスクの管理からボリュームの削除で領域の開放を行うことができますが、リムーバブルメディアの場合この手段が使えません、このためdiskpartを使用して領域を解放するのですが、diskpartを管理者権限で使用すると最悪Windowsが起動しないくなるため、操作には十分な注意が必要になります

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を右クリックし”管理者として実行”を選択します。

diskpartによる領域解放

コマンドプロンプトが開いたら。

>diskpart [Enter]
DISKPART>list disk [Enter]


でSDXCカードを確認します(ここではディスク 1)


接続しているハードディスクなどの数でディスク xのxの数値が異なりますので容量を良く確認してください、list diskによるとディスク 1がSDXCカードなのでディスク1を選択します。

DISKPART >select disk 1 [Enter]

次に領域を開放

DISKPART >clean [Enter]
DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。

と表示されたら

DISKPART >exit [Enter]

でdiskpartを抜けます。
コンピュータの管理内のディスクの管理から領域が開放されたのかを確認します。

領域解放を確認する

ディスク1の領域が未割り当てになっているのが確認できました。

 

 

ここで、先ほど謎のライトプロテクトが掛かっているエラーが出たDisk Formatterを実行します。

 

 

今度は無事にフォーマットが終了したようです。

 

 

プロパティを確認してみると、FAT32と出ています。

 

 

ここで、またmp3をコピーしてiPhoneからS+Flashを使って確認すると

カードにコピーしたファイルが見えるようになりました。ちゃんと再生もできるようです。

 

 

サンプルの画像はAirDriveですがAirStashでもこの方法で64GBを認識することは確認できました、FAT32なのでexFATの利点が全くなくなってしまうのが残念ですが、64GBが使える恩恵の方が大きいのでこの辺は妥協するしかありません。

最後に、試していませんがLive CD Linuxを使えばもっと簡単にフォーマットすることができそうな気はしますが今回はWindows上でフォーマットすると言うのが目的なので省略しました。